2023/04/29投稿者:内田 勇夫

Web面接に必要なもの

コロナ禍により、WEB面接が広く受け入れられるようになりました。しかし、面接で良い印象を与えるためには、事前の準備が必要です。通信環境の確認やカメラ・マイクのチェック、ビデオ通話アプリやサイトの準備をしっかりと行い、面接当日には服装や身だしなみにも注意し、時間に余裕を持ってログインすることが重要です。本記事では、WEB面接に向けた準備のポイントを詳しく解説します。

 

 

WEB面接の前準備

インターネット環境の確認

WEB面接では、安定した通信環境が非常に重要です。有線接続を使用することで、Wi-Fi接続よりもより安定した通信速度を保つことができます。

通信速度が遅い場合、音声や映像が途切れたり、画面がフリーズするなどの問題が発生する可能性があります。可能な場合は、有線接続を使用して準備を行い、落ち着いた面接を行うことをお勧めします。

外出先などでWi-Fi接続を使用する場合は、通信速度や安定性を確認し、不安定な場所での面接は避けるようにしましょう。また、海外など地域によっては有線接続であっても通信が不安定な場合も考えられるため、あらかじめ面接官に通信環境を伝えておくことや、通信が途切れた場合の代替手段などを用意しておくと良いでしょう。

適切な通信環境の整備は、面接官に対して信頼を与えるだけでなく、自信を持って面接に臨むことができます。

 

 

カメラ・マイクのチェック

インターネット環境と同様に、適切なカメラとマイクの使用が必要です。

たとえば、ノートパソコンの内蔵カメラやマイクでは音声や映像の品質が低くなる可能性があります。そのため、カメラで自分自身を映してみて、映像が乱れたり、画質が悪かったりしないかを確認しましょう。

また、マイクで自分の声を録音して、音声が途切れたり、音質が悪かったりしないかもチェックします。もし音声や映像の品質が悪い場合には、外付けのカメラやマイクを使用することが必要になる場合があります。

面接は第一印象が非常に重要ですので、適切なカメラとマイクを使用することで、プロフェッショナルな印象を与えることができます。

 

 

ビデオ通話アプリやサイトについて

ZoomやGoogle Meet、Microsoft Teamsなど、様々なビデオ通話アプリやサイトを使ってWEB面接を実施します。これらのアプリやサイトは多くが無料で利用でき、専用のアカウントを作成することで多機能な機能を使うことができます。

WEB面接を行う場合は、これらのアプリやサイトを事前にダウンロードし、使用方法を確認することが大切です。面接に参加するためには、招待状を受け取り、アプリやサイトにログインして参加することができます。

アカウントにログインするには、まずアカウントを作成する必要があります。アカウントを作成していない場合は、各アプリやサイトのホームページからアカウントを作成できます。

 直前に慌てて準備することのないよう、事前に準備しておきましょう。

 

 

背景を準備する

面接官が話に集中しやすくするために、シンプルで落ち着いた背景を選ぶことが望ましいです。壁が映る場合は白色が清潔感があり、さらに視覚的にもすっきりとして見えます。自宅の壁の色が白色でない場合でも、白に近い色のカーテンや白い布を使って、シンプルで明るい背景を作ることができます。

また、ビデオツールの中には、「バーチャル背景」という機能を使うことができる場合があります。自宅の環境によっては、写り込んでほしくないものがカメラの画角に入ってしまうことがありますが、この場合はバーチャル背景を使って解決することができます。ただし、華美な背景を使わないことや、ぼやけが出ないようにすることが大切です。

 

 

面接当日のポイント

服装・身だしなみについて

特に指定がない場合はスーツを着用することをおすすめします。たとえオンラインでの面接だとしても、TPOをわきまえた服装選びが大切です。私服OKと言われた場合でも、オフィスカジュアルの服装で臨むようにしましょう。

また、Web面接では、胸から上や首から上しか映らないことが多いため、面接官の目に留まりやすい部位も限られます。特に髪型は、与える印象の中で大きな割合を占めるため、注意が必要です。寝癖はもちろんしっかり直し、毛先に動きをつけるようなラフなスタイルも、面接時には控えるべきです。

メイクについては、やや濃い目のメイクをすることで、表情や目元の表現力を引き出し、相手に強い印象を与えることができます。ただし、過度に華美なメイクは好ましくなく、相手に不快感を与えることもあるため、適度な濃さが求められます。

 

 

時間に余裕をもってにログインしておく

参加する前には、必ず事前準備を行いましょう。面接開始の5、10分前には、自分のマイクやカメラが正常に動作するかどうかを確認しましょう。また、事前にダウンロードしておいたアプリやサイトにログインして、接続テストを行うことが重要です。これにより、通信エラーを事前に発見し、トラブルを未然に防ぐことができます。入室許可の通知が届いたら、画面が切り替わり、音声や映像に問題がないか確認できる画面へ進みます。ここで音声と映像が大丈夫であることを確認できたら、面接を開始します。

もし、通信上の不具合が発生した場合は、直ちに面接担当者に連絡し、その旨を伝えるようにしましょう。そのため連絡先は事前に入手しておきましょう。

 

 

はっきり・ゆっくり話す

Web面接で効果的に伝えるためのポイントは、明瞭に話し、スピードをやや遅めにすることです。

対面面接とは異なり、Web面接では通信の問題で相手の声が聞き取りにくくなることがあります。そのため、よりわかりやすく伝えるためには、スローなペースで話すことが重要です。緊張してしまい、口数が多くなることがあるので、ゆっくり話すことで緊張感を抑えることもできます。

また、話すタイミングが早すぎると相手の話をさえぎってしまいます。相手が話し終わった後、少し間を置いてから返答するように心がけましょう。適度な間を置いて話し始めることで、真剣に向きあっている印象を与えることができます。

 

以上がWEB面接のポイントでした。今後もWEB面接が一般的になることが予想されますので、ご紹介したポイントをぜひ参考にしてください。面接当日には、しっかりと準備をして、時間に余裕を持って臨むように心がけましょう。